2018年9月14日に公開された映画「響」を見てきました。
その評価と感想をお伝えします。
今回は、映画の感想をお伝えしますが、できるだけネタバレなく、この映画を見ようかな?と思っているひとに向けて「響」の魅力もお伝えしようと思います。
現在マンガ版の「響」が1巻〜3巻まで無料で読めます。
ぜひ映画を見る前に読んでみてください。
Contents
「響」は漫画が原作!?どんな内容??
『響~小説家になる方法~』は、柳本光晴が「ビッグコミックスペリオール」で連載している作品。2017年は「マンガ大賞」で大賞を受賞し、2018年秋には実写映画化も予定されています。
文学界に革命を起こしうる主人公の鮎喰響(あくいひびき)が、天才的な文章力とルール無用のクレイジーな言動で活躍する姿が人気を集めているのです。また彼女の才能に触れた人々が織り成す、リアリティのある人間ドラマも見どころのひとつ。
漫画自体は、以前知人から勧められたこともあり、5巻程度まで読んでいました。
あまり漫画を読まない自分としては久々に読んだ作品なのですが。
「響」の主人公の天才っぷりが凄い!
しかも女の子なのに、揉め事があると、すぐに手を上げてしまう破天荒ぶりも爽快。
大人になると、心の中で思っていることも言えずに我慢してしまうひとも多いのでは?
でも、この主人公の響は、間違えたことはズバッと切り捨てて、正論を噛まして相手を論破します。
その姿や光景が、とても読み手としても爽快感があり、魅力的な主人公となっています。
そんな中、響が映画化されるということで、かなり期待して映画館へ足を運びに行きました。
結論:映画「響」は、とてもおもしろい作品だった。
漫画の「響」を読んで「面白い!」と感じた人なら絶対にオススメできる作品です。
原作でもある、印象的なシーンも、もちろん見ることができましたよ。
- 主役が響にピッタリ
- 破天荒で動いている響の姿が爽快
- 名言が心に刺さる
原作の漫画も、まだ連載中ということもあり。
「どこまで見れるかな?」という疑問もありました。
映画では、2時間以内でまとめなくてはいけません。
確かに原作に比べて、「少し展開が足早だな」と思う部分はありました。
ですが見終わった結果としては、連載中の作品なのに上手くまとめられていたと思います。
主演は作者の希望により、欅坂46の平手友梨奈さんに決定
主演は、AKBグループの欅(けやき)坂46のセンター平手友梨奈さんです。
自分はもともと、欅坂46というアイドルグループは名前くらいしか知りませんでいた。
曲もしっかりと聞いたことない程度です。
正直言うと、「主演には人気のトップアイドル使っとけば良いでしょ」みたいなノリで決定したのだと思ってました。
映画を見て反省しました。
この主人公の配役がかなり響と合っていて、違和感なく楽しめました。
主役の平手友梨奈さんと響の相性が抜群
この映画の制作が決まったときに、作者の柳本光晴さんが直接、出演のオファーを出したのが平手友梨奈さんでした。
「響」が映画化の決まる前から、欅坂46のPVを見たスタッフから「響に似ている子がいる」という話があがっていたそうです。
スタッフから欅坂46の「サイレントマジョリティー」を見してもらった作者が、とても響に似ていて「驚いた」とインタビューで答えています。
柳本:もう本当、「なるほど!うわぁ!」ってなって、「平手さんっていうのかぁ。うわぁ、(響を)やって欲しい」っていう風にずっと思ってたんですよね。で、映画の話が来たから試しに言ってみたら、新しい編集者さんや映画関係の方に賛同を頂けて、こういう形になりました。:出典
そのプロモーションビデオがこちらです。
この動画のセンターに立っている子が平田友梨奈さんですね。
確かに漂っている雰囲気がそっくりです。
ものつぐりの本質について考えさせられた作品
主人公の響は小説が好きで、その結果新人賞の応募作品として、「お伽の庭」という作品を送ります。
何で応募したのか?の問に「自分の作品が評価されるのか知りたかった」
また、なぜ小説を書くのか?と聞かれ、「小説が好きだから」と答えます。
そもそも、ものづくりの本質って「好き」という気持ちが大切なんだと感じました。
好きなことだからこそ、情熱を捧げて一生懸命になれますよね。
最後に響の口からは、「私は小説が書きたいから書き続ける」と言っていて
ものづくりに、「好き」という気持ち以外には勝てないのではないのか?と思わせる発言でした。
映画「響」はこんな人におすすめしたい
やはり原作を知らないで、映画を見に行くと、人によっては「え・・?」と思う部分はあるのかもしてません。
- 原作が好き
- 主演:平手友梨奈が好き
- 小説が好き
原作も何も知らないで、映画を見たら、「主役の子の演技が下手」と思いそうですが。
実写化した響は、実際にあんな感じでしょうね。
また映画の終わり方も正直きれいではありません。
原作が完結していないので、それは仕方ないのかもしれません。
しかし原作を見て、「響」の魅力を感じた人は、十分に楽しめる作品。
もし原作をしらないという人がいましたら。
アマゾンのKindle版が、現在1巻〜3巻まで無料で読めますので。
見てみてください。
漫画を見てから映画は見て欲しいです。
【さいごに】漫画の実写化の中でも、かなり楽しめた映画
漫画の実写化って今まで、いくつもの映画化されてきていますが。
漫画の実写化って結構評判悪かったり、ストーリーも変わってしまい。
残念な作品になってしまうことが多いです。
こちらの「響」という作品は、そんな漫画の実写化のなかでは、面白い作品に入ると思っています。
映画を見終わったときには、続きの内容が知りたくてキンドルで作品を購入してしまったほどです。
ぜひ興味がある方は、映画館で見てみてくださいね。